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焦点を合わせない目線
焦点を合わせない目線、すなわち観の目(以下、観の目と表現します)は、顎の力を抜くこととならんで、緊張を解く重要なポイントです。 「目を閉じて楽にしてください」とお話しても、仮想的な焦点をすぐ近くにしている人って結構います。
これは、普段から、常に近くの何かに焦点を合わせている癖の現れなんですが、どこかに焦点を合わせているという事自体、実は緊張なんです。
文字を読んだり、細かい作業をする時以外は、本来、焦点を合わせる必要はないのですが、ほとんどの人が無意識の内に、どこかに焦点を合わせています。
観の目というのは、遠くを眺める時の様な目線です。
近くに対象物が有っても、焦点をその遙か後ろに合わせる感じです。
この目線だと、非常に視野が拡がりますし、動きをとらえることが出来るようになります。
見るというより、目で感じる様な感覚です。
どこかに焦点を合わせているということは、そこしか見てない訳ですが、どこにも焦点を合わせないということは、逆に言えば、全体に意識を向けている訳です。
ある意味では、空間そのものに焦点を合わせていると言えるかも知れません。
目線的には、ボーッとしている時の目線を同じなんですが、ボーッとしている時は、どこにも意識を向けてません。
観の目の時は、意識は冴えています。
そこが大きな違いです。
まあ、楽にする時は、ボーッとしていればいいのですが(笑)
目を閉じて楽にする場合は、仮想的な焦点を遠く(星空を見ているような感じ)にすれば、リラックスできます。
要するに目の力を抜くってことなんです。
どこかに焦点を合わせるということは、眼輪筋を始めとする眼球の筋肉を緊張させて調節しています。
必要ないにも関わらず、どこかに焦点を合わせているということは、無駄な力を入れている訳ですね。
ましてや、目を閉じている時に、眼球に力を入れているなんて本当に無駄な力です(笑)
感性に意識を向ける為には、無駄な力を抜くことが不可欠であり、また、眼球の力を抜くということは、「頭」で考える癖から、抜ける大きなポイントです。
だいたい、「頭」で考えてる時って、焦点近いですから(笑)
閃きや直感を受け取る時は、観の目が重要です。
観の目は、慣れてしまえば、普段から出来るようになります。
必要な時だけ、焦点を合わせればいいのです。
基本の目線を観の目に変えたことで、視力が上がった人もいます。
眼の疲れが全然うと言っていました。
そりゃそうです(笑)
力入れてない訳ですから(笑)
焦点を合わせてないと距離感がわからないと思われるかも知れませんが、点と点でとらえるのではなく、空間を立体的に把握するため、位置を感覚的にとらえることができるので、特に問題ありません。
それに、必要なら焦点を合わせればいいだけですから(笑)
眼球の力を抜けばいいだけですから、ぜひ、観の目を習慣にしてみて下さい。
この目線は、始めは星空を眺めながら練習するとやりやすいと思います。
星空に焦点を合わせているところに、手のひらを視界の真ん中に入れてみて下さい。
つい癖で、手のひらに焦点を合わせてしまうかもしれませんが、再び、焦点を星空に持っていってみてください。
その時に、手のひらが見えてる感じが、焦点を合わせない目線です。
なぜ、星空で練習するといいかと言えば、星空というのは、地球から見える最も遠い場所ですね。
遠い場所を見れば、両目の方向が、平行に近くなります。
両目の目線が平行というのが、焦点を合わせない目線となります。
余談ながら、よく星空を見ていると意識が拡がるようなするという話を聞きますが、ひとつには、目線が限りなく平行に近くなることによって、いつも以上に、リラックスできることも大きな要因ではないかと思います。
朝日や、夕日も、目線の練習にはいいですね。
星空よりは近いけど、結構遠くの物ですから。
水平線を眺めるのでも充分練習になります。
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