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美
「美」というのは、特定の対象に対しての感覚のことだけではなく、ありのままの世界に美しさを見いだす様な感覚です。
醜い部分も含めた調和に対して、という感じでしょうか。
分かりにくい例えかも知れませんが、原生林に対して美しいと感じることと似ているような感じです。
原生林全体を見渡した時、美しいと感じるものです。
でも、中に入って部分を見れば、そこには排泄物や、腐敗した死体などもあることでしょう。
それらを見たら、汚いと感じると思います。
では、原生林をもっと美しくするために、その汚れた部分を取り去ればいいかというと、そうではありませんね。
そんなことをすれば、原生林が死んでしまいます。
汚い部分も含めて原生林であり、それが美しいのです。
世界に対してもその様な感じ方で美しさを見いだすということです。
ニュアンスが伝わりますでしょうか。
美しさを見いだすためには、心の余裕が不可欠です。
心に余裕が無ければ、美しい物を見ても何の感動もないでしょうし、そもそも美しい物を鑑賞する気持ちにすらなりません。
ましてや、ありのままの世界に美しさを見いだすことなど不可能です。
逆に言えば、特定の物に対してだとしても、美しいと感じることが出来るなら、それは心の余裕が出来つつあるということです。
始めは芸術を鑑賞して美しいと感じるだけかも知れません。
でも、芸術を鑑賞しようと思うだけでも、かなりの心の余裕です(笑)
心に余裕がないと、それすら考えないですから。
もっと余裕が出てくれば、見慣れた景色の中に美しさを見いだすことが出来るでしょう。
また、美しさを感じる対象は物だけでありません。
人の心や行動(陽気で明るい気持ち、優雅な立ち振る舞い、自分らしい生き方・・)、自然現象などからも美しさを感じるものです。
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